土の質感が温かい、焼き締め湯呑み
日本人みたいに腰の低い湯呑み
背の低さが特徴的で、ぐらつくことなく安定感のある湯呑みです。
日本人の礼儀正しく低姿勢な姿にも重なるデザイン。
湯呑みを通じて届けるおもてなしの心。
それぞれのサイズの役割
●普段使い用(大)
普段使いの湯呑みは、何事にも使いやすくを心がけて。
食事はもちろん、薬をのむときや、起き抜けのコップ一杯の水、珈琲から生姜湯まで。
皆様のライフスタイルすべてにこの湯呑みが登場してほしい、そんな気持ちでつくりました。
あたたかな質感で、ホッと一息にも気品が薫ります。
●来客用(小)
来客用の湯呑みの役割は、会話中の口の乾きを潤すこと。
だから、ごくごく飲むような量は求めません。
サイズは適量入る小振りなものを考えました。
そして、できる限り高さをなくすこと。
背の低い器は倒れにくくこぼしにくいのです。
日本人の低姿勢で細やかな心遣いを感じる湯呑みとなっております。
炻器という新素材
炻器は、「磁器と陶器の中間的な性質をもつ器」です。
磁器の強度と陶器の土肌のあたたかみのある質感をあわせ持っている。
いわば良いとこどりの器、それが炻器なのです。
土の質感そのままに
ヨコ縞の筋模様が何とも味わい深い。
こちらは製作過程のろくろ引きの筋を、消さずにあえて残した状態です。
温かい飲み物を飲む時は、温かい表情の器がしっくりきます。
使い込むごとに増す経年変化がモノを大切にする心も育ててくれます。
ストレスフリーな持ちやすさ
指先や手のひらで湯呑みを握った時の感覚が心地いい仕上がりになるよう握り比べを重ね、潜在意識の中にある持ちやすさを炙り出しました。
やや尻すぼみの寸胴型はひずみが出やすく、薄めのつくりは製造時に型離れしにくい、とても難易度の高い形状です。
職人と交わした「いいものをつくりたい」、その想いを貫き、つくりにくさ度外視で製品化まで漕ぎつくことができました。
使う人目線の「白」
清潔感があって誰にでも愛される「白」は、汚れの目立ちやすさが難点。
どうにか解決できないものかと模索した結果、白の内側だけに汚れのつくにくいツルっとした釉薬を施すことで落ち着きました。
外側のあたたかみはそのままに、茶渋や濃い色の飲み物も◎。
贈り物にも
ご結婚祝いや結婚記念日にペアカップを
父の日、敬老の日にぐい呑みとして